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なぜスポーツクラブでマシントレーニングが覚えられないのか?

2016.02.12 (金)

「何年もスポーツクラブに通っているのに、いまだにトレーニングが覚えられない」「何回説明を聞いてもマシンの使い方がよくわからない」そんな経験はありませんか?

 

その原因はスタッフの指導にあります。今日はスポーツクラブとパーソナルトレーニングの違いを具体的にお話します。

 

 

スポーツクラブの指導はこんな感じ・・・

 

「こちらのマシンはチェストプレスと言いまして、大胸筋を鍛えるマシンです。シートに座り、胸の高さでグリップを握り、息を吐きながら前へ押し出します。肘が伸びきらない所で止め、息を吸いながらゆっくりと戻していきます。」

 

 

これはスポーツクラブで使われている指導方法です。すごく丁寧ですね。私もジムスタッフ時代に研修でそのように教わりました。では実際にこの説明で会員様は理解できているのでしょうか?

 

 

まず知っておいて頂きたいのが、人が同時に物事を覚えられるのは2つまでということです。(脳科学的に証明されています)3つめを伝えた瞬間、最初の1と2も忘れてしまいます。なので、一度にたくさんの情報を与えすぎるのは逆効果なのです。

 

 

実際に先ほどの説明で考えてみましょう。

 

 

こちらのマシンは・・・
①チェストプレスと言いまして
②大胸筋を鍛えるマシンです。
③シートの高さを調節し
④胸の高さでグリップを握り
⑤息を吐きながら前へ押し出します。
⑥肘が伸びきらない所で止め
⑦息を吸いながらゆっくりと戻していきます。

1つの説明の中に7つの情報が入っていますね。これでは当然、会員様は覚えきれません。

 

 

もしもパーソナルトレーニングだったら・・・

 

こちらのマシンは・・・
①バーを前に押し出して、
②胸の筋肉を鍛えます。

 

その2つだけです。あとは実際にやっていく中で補助や修正をします。シートが低そうだったら「イスの高さを上げますか?」、息を止めていたら「自然な呼吸をしましょう!」、マシンの名前を聞かれたら「チェストプレスと言うんですよ」などをアドバイスします。

 

 

これくらいシンプルな方が伝わりやすいです。1度にすべて覚える必要はありません。私のレッスンでも、初日は動きだけ、2日目に呼吸、3日目に負荷のかけ方・・・というように、回を重ねる度にレベルアップしていきます。

 

 

スポーツクラブを見渡すと、いつも同じマシンの使い方を聞いている会員様がいます。「覚えが悪くてごめんね。何度も同じこと聞いてごめんね。」と謝っています。しかし悪いのはお客様ではなく、覚えにくい説明をしている指導者なのです。

 

 

パーソナルトレーニングは専門的なことを細かく教えているようなイメージがあるかもしれません。ですが実際はすごくシンプルです。簡単なことを難しくやるのではなく、難しいことを簡単に行ないます。

 

 

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