2019.04.16 (火)
運動が嫌いになってしまうアンダーマイニング効果
2019.02.08 (金)
運動が嫌いになるアンダーマイニング効果
運動が楽しかったはずなのに、突然モチベーションが落ちることがあります。ジムで幽霊会員になってしまう人によくあるケースです。
モチベーションには2種類あります。やっていること自体に面白さや充実感を感じる「内発的モチベーション」と、評価や報酬を得ることによる「外発的モチベーション」です。
運動が嫌いになる原因は、このモチベーションが内発的から外発的に変わったからです。これを「アンダーマイニング効果」と言います。
人を喜ばせるのが好き(内発的)でボランティアをしている人が、一度お金をいただいてしまってからは、報酬が出ないとやらない(外発的)に変わってしまうことです。
最初は「人の役に立ちたい(内発的動機)」という想いでボランティアをしていました。しかし、報酬をもらった事がきっかけで、「稼ぐこと(外発的動機)」が目的に変わってしまったのです。すると次からは報酬が出ないとやらなくなってしまいます。
サラリーマン・OLさんでいえば「やりがい(内発的動機)」を求めて入社した会社で、高額なボーナスをもらった経験をきっかけに、やりがいよりも「給料(外発的動機)」に重きを置いてしまいます。新入社員の頃は仕事のやりがいを求めていたはずなのに、年数を重ねるにつれて給料UPを求めるようになります。
運動の場合、健康のために自主的にウォーキングをしていた人が、ご近所さんから「えらいですね」と褒められたことがきっかけで、他人から評価されないとウォーキングをしなくなってしまいます。最初は誰かに言われて始めたわけではないのに、今は他人からの評価がないと動けなくなるのがアンダーマイニング効果です。
スポーツジムで幽霊会員になってしまう人も同じです。元々は運動すること自体が好きだったはずなのに、体重に変化が出なくなるとイヤになってしまいます。「運動が好き」という内発的モチベーションから、「体重の変化」という外発的モチベーションに変わってしまうのです。
セカンドフィットネスでは、成果ばかりを追い求めるのではなく、楽しく続けることを大切にしています。もし運動が嫌いになりそうな場合は「正しい目標設定」を意識してみてください。
- 産後に増えた体重が戻らなくなった
- ズボンのボタンがとまらなくなった
- 「おばさん」と言われることが増えた
- 旦那から女性として見られなくなった
- 肌のハリやツヤが無くなってきた
- 健康診断でメタボ腹だと言われた
- 食事制限をしても体重が落ちない
- 体力低下、疲労、体の衰えを感じる
など、40代からの体の悩みがある方に向けた運動指導・健康セミナー・オンライン講座・遠隔レッスン・各種イベントをご提供しています。
ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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