2019.03.23 (土)
ホルモンバランスの乱れによる症状|アラフォー女性の体調管理のコツ
2021.08.15 (日)
体の調子を整えたい自律神経を整えたい
そのようなご質問にお答えします。
✅ホルモンバランスの乱れによる症状
✅ホルモンバランスが乱れる原因
✅ホルモンバランスの乱れの対処法
ホルモンバランスが乱れると、心や体に様々な変化が起きます。
特に女性の場合、月経前に女性ホルモンの分泌量が大きく変動します。
そこで本記事では、ホルモンバランスの乱れによって起こる症状と対処法を紹介します。
イライラや自己嫌悪などメンタルバランスが崩れやすいアラフォー女性は、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事は「ストレスフリーのリラックス法」「ダイエットは目標設定が9割」の著者であるパーソナルトレーナーが執筆しています。
目次
症状と対処法①「やる気が出ない」
排卵後~月経前は妊娠のために体を休ませる期間になります。
日頃から仕事や家事育児をがんばっている人でも、体を無理させないようにホルモンがストップをかけている状態です。
女性ホルモンが「休息のサイン」を出しているときは体を休ませましょう。
真面目な人ほど休むことが苦手ですが、やる気が出ない自分を受け入れることも大切です。
ホルモンバランスの乱れによるやる気の低下は、決して悪いことではありません。
健康的に過ごしていく上で、生活に緩急をつけることはとても大切です。
普段からアクセルばかり踏んでいる方は、ブレーキも上手に使えるようになりましょう。
やる気が出ないときの対処法としては、ガムを噛んだり歯磨きをするなどで交感神経を優位にします。
頭が冴えてすっきりしますので、気分をリフレッシュしたいときにおすすめです。
症状と対処法②「イライラする」
月経前はエストロゲンの減少とともにセロトニン(幸せホルモン)も減るため、イライラしやすくなります。
ホルモンバランスの乱れによってイライラする方は、セロトニンを増やしてイライラを軽減させましょう。
セロトニンを分泌させるには、午前中にトリプトファンを取り、日中に陽の光を浴びます。
トリプトファンは大豆製品・乳製品・バナナなどに多く含まれています。
朝ごはんにそれらの食材を取り、日光浴をすることでセロトニンの分泌を促します。
症状と対処法③「些細なことが気になる」
女性ホルモンの波が激しいと心に余裕がなくなります。
そのため、些細なことも気になります。
特に排卵後~月経前は感情をコントロールしにくい時期です。
もともと繊細な方は、ホルモンバランスが乱れると特に神経質になります。
そのような方は大豆製品を取ってメンタルケアをしましょう。
大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、エストロゲンのような働きをします。
月経前~月経期はエストロゲンが減少しているので、食事でケアをするのが有効です。
日頃の食生活に味噌・豆腐・きな粉・豆乳などを取り入れてみてください。
症状と対処法④「自己嫌悪になる」
排卵後~月経前はホルモンバランスが大きく乱れ、気持ちが落ち込みやすくなります。
気持ちが落ち込んだときは、落ち着ける場所へ移動しましょう。
コンフォートゾーンと言いますが、人には安心して落ち着ける場所があります。
近所の公園や行きつけのカフェなど、安心できる場所に移動して気持ちが落ち着くのを待ちます。
また、気持ちが落ち込みやすくなるタイミングを知っておくのも大切です。
アプリなどで月経周期を管理し、1ヶ月の中でどのようなタイミングで気分が落ち込むのかを知っておくと対処しやすくなります。
症状と対処法⑤「涙もろくなる」
月経前はホルモンバランスの変化とともに、自律神経も乱れやすくなります。
そのため、感情のブレーキが効きにくく、ちょっとしたことで傷ついたり、涙が出ることがあります。
繊細な人ほど女性ホルモンのゆらぎを受けやすく、情緒不安定になる傾向があります。
感情のコントロールがうまくできずに泣きたくなったときは、思いきり泣いて感情のデトックスをしましょう。
実は「泣く」という行為は、副交感神経を優位にします。
ストレスを感じたり緊張しているときは交感神経が優位に働いていますが、泣くことで副交感神経を優位にできます。
副交感神経が優位になるとリラックスできたり、気持ちをリフレッシュできます。
症状と対処法⑥「集中できない」
女性ホルモンと自律神経は司令塔(脳の視床下部)が同じです。
そのため、ホルモンバランスが乱れると自律神経も乱れ、集中力の低下に繋がります。
特に月経前はホルモンバランスが乱れやすいので、集中力も低下します。
集中力の低下は判断力の低下にも繋がるため、重要な仕事や大きな決断をするときは注意しましょう。
集中力が低下したときはアロマオイルやハーブティーで集中力を高めるのがおすすめです。
アロマ成分が含まれているハンドクリームやリップクリームを使うのも有効です。
症状と対処法⑦「感情の起伏が大きい」
排卵後~月経前はホルモンの増減が激しく、気持ちの浮き沈みが大きくなります。
余裕のない生活をしていると気持ちの浮き沈みに対応できなくなるため、日頃から身の回りの整理をしておきましょう。
部屋の整理整頓や仕事のスケジュール管理だけでなく、SNS や人間関係の整理も大切です。
ストレスになるSNSを控えたり、苦手な人とは適度に距離を取ります。
自分にとって心地いいと感じる環境を作ることで、気持ちの変化にも余裕をもって対応できます。
ストレッチで自律神経を整えることもおすすめです。
自律神経が整えばホルモンバランスも整うので、夜のリラックスタイムにストレッチを取り入れて、副交感神経を優位にしましょう。
まとめ
ホルモンバランスが乱れると様々な症状が現れますが、原因を知っておくことで対処できます。
先に述べたようにホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れに繋がります。
逆にいえば、自律神経を整えられれば、ホルモンバランスも整えられるということです。
体の不調を感じたときは無理をせず、自律神経を整えながら、心と向き合うタイミングだと考えてみてください。
- 産後に増えた体重が戻らなくなった
- ズボンのボタンがとまらなくなった
- 「おばさん」と言われることが増えた
- 旦那から女性として見られなくなった
- 肌のハリやツヤが無くなってきた
- 健康診断でメタボ腹だと言われた
- 食事制限をしても体重が落ちない
- 体力低下、疲労、体の衰えを感じる
など、40代からの体の悩みがある方に向けた運動指導・健康セミナー・オンライン講座・遠隔レッスン・各種イベントをご提供しています。
ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
体験レッスンのご予約・お問い合わせはこちら
お問い合わせフォーム »▼シェアをお願い致します!▼
プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
関連する投稿
2016.12.24 (土)
2020.03.01 (日)
2020.08.28 (金)
2022.09.07 (水)
2022.05.22 (日)
▼『ホルモンバランスの乱れによる症状|アラフォー女性の体調管理のコツ』の前後の投稿はこちら▼