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マンツーマントレーニングに物足りなさを感じる理由
2016.11.16 (水)
マンツーマントレーニングに物足りなさを感じる理由
私はジムの会員としてマンツーマントレーニングを受けることもあります。レッスンを受けていて感じるのは、そのトレーナーの実力に関係なく、満足感が高いレッスンと、物足りなさを感じるレッスンに分かれるということです。
マンツーマントレーニングを受ける人は、成果や満足度を求めています。「もっとたくさんの種目を行ないたい」「もっと色々と教えてほしい」「もっと話を聞いてほしい」など。しかし、パーソナルトレーナーは時間の切り売りをしているので、時間内に何ができるかを考えています。ここにトレーナーとクライアントの考え方のズレが生じてしまうのです。
たとえば私のマンツーマントレーニングの場合、30分・45分・60分という3つのコースがあります。30分コースと60分コースでは内容が違います。たくさんのエクササイズを行いたい方には60分を勧めています。30分ではできる種目数が限られてしまうからです。また週1回コースと月1回コースがあります。これももちろん、内容が異なります。週1回で体を変えるノウハウと、月1回で体を変えるノウハウは違うからです。
そして同じレッスンの中でも、話を聞いてほしい人・知識を得たい人・たくさんの種目を行いたい人など、求めることは人それぞれです。Aさんはレッスン時間内にたくさんのエクササイズを行いたい。Bさんはとにかく話を聞いてほしい。このように求めることは人によって違います。たくさん話を聞いてほしい人が30分のトレーニングを受けて、ただエクササイズだけをして終了してしまうと、「全然話を聞いてもらえなかった」と物足りなさを感じてしまうのです。あなたはそのレッスンで何を得たいのかを明確にすることで、マンツーマントレーニングの満足度が変わります。
過去にこのようなことがありました。60分のレッスンの中で50分ほどお話をしました。トレーニングをしたのはわずか10分程度で、ほとんど行っていません。私は「なんかお話しばかりで全然トレーニングできなかったな。なんか申し訳ないな」と思っていました。しかし、その会員様からは「今までのレッスンの中で1番良かったです」と言って下さいました。この会員様はたくさんのエクササイズをするよりも、私に話を聞いてもらうことに満足感を得ていたのです。
個人差はありますが、男性はたくさんのエクササイズを行ないたい、女性はお話をしたいという傾向があるように思います。今のマンツーマントレーニングに物足りなさを感じているあなたは、求めているものと、受けているサービス内容にズレがあるのかもしれません。
あなたはマンツーマントレーニングに何を求めていますか?エクササイズをたくさん行ないたいのか、知識を得たいのか、おしゃべりをしたいのかを明確にしてみましょう。また、あなたのスケジュール、体力、予算などを考えながら、どのコースをどれくらいの頻度で受けるべきかを考えてみてくださいね。
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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