2017.07.25 (火)
【ストレス太り】30代・40代ビジネスマンの体重が増えやすい理由
2020.08.05 (水)
体重を減らしたい・痩せたい
30代・40代になると会社内でも役職がついたり、重要なプロジェクトを任されるようになります。
20代の頃にはなかった責任重大な仕事を、プレッシャーを感じながら行っている人もいます。
実はそのような仕事のストレスが、肥満になる要因の1つとして挙げられます。
ストレス太りは実在する
ストレス太りは実在します。
その理由はコルチゾールが関係しています。
コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれ、「闘争(逃走)反応」を引き起こします。
これは恐怖を感じた時の生体反応です。
例えば、旧石器時代に生きていた人達は、マンモスと遭遇した時に「戦うか、それとも逃げるか」を瞬時に判断します。
人は身の危険を感じた時に、次の行動の準備をします。
その時に必要となるホルモンがコルチゾールです。
もしも私達の先祖が生命の危機に遭遇した時に、戦ったり逃げるという判断が正しくできていなければ、生き残ることができず、私達がこの世に生を授かることはできていません。
ストレスホルモンという言葉を聞くと、良くないイメージを持つ方もいると思いますが、人が生きていく上で重要なホルモンなのです。
ストレスで「肥満ホルモン」も分泌
コルチゾールがいくら生命の維持に必要とはいえ、大量に分泌されるのは好ましくありません。
なぜなら、コルチゾールが分泌されると、インスリン(肥満ホルモン)が分泌されるからです。
1998年に行われた研究によると、健康な人に多量のコルチゾールを投与したところ、インスリン値が通常よりも36%上昇しました。
また、スコットランドの研究では、体重の重い人ほどコルチゾールの分泌量が多いことがわかっています。
他にもいくつもの研究で、コルチゾールの分泌量が増えると、インスリンが大量に分泌されることが確かめられました。
「慢性的なストレス」が肥満の原因
先にも述べたように、一時的に身の危険を感じたときは、戦うか、逃げるかの判断をするためにストレスホルモンの役割は重要です。
しかし、仕事のストレスは慢性的ストレスであるケースが多いです。
慢性的なストレスの場合、コルチゾールが長期的に分泌され続けることになり、インスリンの大量分泌を引き起こし、肥満に繋がってしまいます。
ストレスホルモンは適度に分泌される分には身を守り、過剰に分泌されると肥満に繋がるというわけです。
まとめ
ストレス太りは単にストレスから食べ過ぎてしまうというだけでなく、このようにホルモンの分泌が関係しています。
実際に仕事のストレスが無くなってから体重が減ったという人もいます。
中年太りやメタボ腹が気になり始める30代・40代のビジネスマンは、運動や食事制限だけでなく、ストレスを解消しながらダイエットをしてみてください。
- 産後に増えた体重が戻らなくなった
- ズボンのボタンがとまらなくなった
- 「おばさん」と言われることが増えた
- 旦那から女性として見られなくなった
- 肌のハリやツヤが無くなってきた
- 健康診断でメタボ腹だと言われた
- 食事制限をしても体重が落ちない
- 体力低下、疲労、体の衰えを感じる
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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