2017.10.12 (木)
柔軟性チェック項目|関節の緩み・筋肉の硬さ・骨の配列の調べ方
2022.11.13 (日)
体の調子を整えたい
そのようなお悩みにお答えします。
✅関節の緩みチェック(7項目)
✅筋肉の硬さチェック(13項目)
✅骨・関節の配列チェック(5項目)
柔軟性の低下はさまざまな不調の原因となります。
大人になると子供の頃に比べて、体はどんどん硬くなっていきます。
そこで今回は、理学療法でも活用されている柔軟性のチェック項目を紹介します。
体の柔軟性について知りたい方は、最後まで読んでみてください。
動画で解説
こちらの動画では、実際に柔軟性チェックを行っているレッスン風景です。
ぜひ動画を見ながら、ご自身の体をチェックしてみてください。
関節の緩みチェック(7項目)
関節の緩みを調べるテストをJoint Laxity Test(ジョイントラキシティーテスト)といいます。
緩みがあると関節の動く範囲が過度になり、体を痛めやすくなります。
次の7つのチェック項目ができてしまう場合は、関節が緩んでいる可能性があります。
手 | 親指が前腕につく |
---|---|
肩 | 背中側でグリップできる |
肘 | 手が15度以上過伸展する |
腰 | 立位で手のひらが床につく |
股 | 立位で足が180度以上開く |
膝 | 長座で膝が10度以上反張する |
足 | 膝を曲げた状態で足首が45度以上背屈する |
これらのチェック項目は、できてしまうと関節が緩んでいるという判断です。
適切な可動域を超えた柔軟性は、トレーナー目線で見ると良い体とはいえません。
ストレッチと筋力トレーニングをバランスよく行い、怪我のない体を作っていきましょう。
筋肉の硬さチェック(13項目)
筋肉の硬さを調べるテストをTightness Test(タイトネステスト)といいます。
関節とは反対に、筋肉は柔らかい方が良い状態といえます。
筋肉が硬くなるのも怪我や不調の原因となりますので、以下の13項目でチェックしてみてください。
腸腰筋 | 仰向けで片足を4の字にする。膝が立った状態から60度~床と平行まで倒れれば柔らかい。 |
---|---|
ハムストリングス(片足) | 仰向けで片足を上げていき、すんなりと90度(床と垂直)まで上がれば柔らかい。 |
ハムストリングス(前屈) | 長座の状態で前屈をして、つま先よりも先に手が出れば柔らかい。 |
股関節(内旋角) | 仰向けで片膝を直角に曲げて、足が外側に45度行けば柔らかい。男性は30度でも良い。 |
股関節(外旋角) | 仰向けで片膝を直角に曲げて、足が内側に45度行けば柔らかい。 |
肩関節(屈曲) | 仰向けで両膝を立てて、バンザイをする。腰が浮かずに両肘が伸びたまま180度上がれば柔らかい。 |
体幹回旋 | 仰向けでバンザイの状態で両膝を横に倒す。反対側の肩が浮かなければ柔らかい。 |
大腿四頭筋 | うつ伏せで膝を曲げて、踵がお尻につけば柔らかい。 |
大腿筋膜張筋 | 横向きで寝て、背骨の延⾧線上に膝を持っていく。内転筋で膝を床につけられれば柔らかい。 |
足関節(背屈) | 両足でしゃがめれば柔らかい。片足ずつ行っても良い。 |
肩甲上腕リズム | 立った状態で両手を横にスムーズに上げられれば柔らかい。 |
肩関節(外旋角) | 肘を肩の高さまで上げて、肘を直角に曲げる。90度まで外旋動作ができれば柔らかい。 |
肩関節(内旋角) | 肘を肩の高さまで上げて、肘を直角に曲げる。70度まで内旋動作ができれば柔らかい。 |
これらのチェック項目は、できないと体が硬いという評価になります。
できない部位はストレッチを行い、柔軟性を高めましょう。
骨・関節の配列チェック(5項目)
骨や関節の配列を調べるテストをAlignment Test(アライメントテスト)といいます。
アライメントに不良があると、運動時にかかる負担が、ある特定の部位に集中してしまいます。
「膝を痛めやすい方」「慢性の肩こりや腰痛がある方」などは、アライメント不良があるかもしれません。
O脚 | 足を揃えて立った時に、膝の間に指2本以上の隙間ができる。 |
---|---|
X脚 | 膝をつけて立った時に、足の内側に指2本以上の隙間ができる。 |
外反肘 | 肘を伸ばして手を合わせ、前腕の内側がつく。 |
Q-angle | 膝の中心とスネの骨を結んだ線と、太ももの骨の角度が20度以内。 |
回内側 | アキレス腱と踵の骨のラインが5度程度。 |
日頃の姿勢やクセを正すことで改善できる場合もあれば、遺伝や体質によって改善が難しい場合もあります。
骨や関節の配列については、いきなり治すというよりも、まずは「現状を知る」ということが大切です。
まとめ
今回は関節・筋肉・骨の3つのチェック項目を紹介しました。
ストレッチや筋トレをする際は「どの部分が硬いのか」「どの部分が緩んでいるのか」を考えながら行ってみましょう。
私のパーソナルトレーニングでは、最初のレッスンで身体評価(柔軟性チェック)を行います。
自分の体を整えたい方は、ぜひレッスンを受けてみてください。
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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