2021.11.13 (土)
基礎代謝が「30代」「50代」からガクンと落ちる理由
2020.09.23 (水)
体重を減らしたい・痩せたい体の調子を整えたい老化防止・アンチエイジング
30代や50代を過ぎると、痩せにくく太りやすい体に変わっていきます。
なぜ「30代」「50代」なのか。その理由は基礎代謝値(基準値)にあります。
本記事では、30代と50代が知っておくべき基礎代謝値について紹介します。
基礎代謝値とは
「基礎代謝量」という言葉は聞いたことがあっても、基礎代謝値(基準値)というのは聞きなれない言葉だと思います。
基礎代謝値(基準値)とは、体重1㎏あたりの消費エネルギーのことで、基礎代謝量 = 体重 × 基礎代謝値で計算できます。
この基礎代謝値(基準値)は加齢とともに減少します。若い頃と体重が同じでも、基礎代謝値が変わることによって、基礎代謝量も変わります。
年齢別の基礎代謝値
基礎代謝値(基準値)は年齢によって異なります。
下の表のように20代から30代になるタイミング、そして40代から50代になるタイミングで下がっています。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 24.0 | 22.1 |
30代 | 22.3 | 21.7 |
40代 | 22.3 | 21.7 |
50代 | 21.5 | 20.7 |
60代 | 21.5 | 20.7 |
70代 | 21.5 | 20.7 |
※厚生労働省「第六次改定 日本人の栄養所要量」より
体重65㎏の基礎代謝量の計算式
基礎代謝量の計算式は、体重 × 基礎代謝値 = 基礎代謝量です。
実際に体重65㎏の基礎代謝量を、年齢別に計算してみましょう。
20代の場合
体重65㎏ × 基礎代謝値24.0 = 基礎代謝量1560.0
30~40代の場合
体重65㎏ × 基礎代謝値22.3 = 基礎代謝量1449.5
50~70代の場合
体重65㎏ × 基礎代謝値21.5 = 基礎代謝量1397.5
このように体重が同じ65㎏でも、20代と50代では基礎代謝量が160kcalほど違います。
160kcalというと、おにぎり1個分に値しますので、同じ生活を送っていても消費カロリーにおにぎり1個分の差が出ています。
基礎代謝とは何もしていなくても燃焼してくれるエネルギーなので、多いに越したことはありません。
基礎代謝量が下がると痩せにくく太りやすい体になるということですので、体重だけでなく、基礎代謝値(基準値)も考えながら体作りをしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか。基礎代謝値は加齢とともに減っています。
「私は20代の頃から体重が変わっていないから大丈夫」と油断していると、いつの間にか体重が増えてしまいます。
基礎代謝を上げる方法はいくつかありますが、私がおすすめしているのは運動・筋トレです。
健康的な体をキープし続けるために、日常生活の中で運動や筋トレを取り入れてみてください。
- 産後に増えた体重が戻らなくなった
- ズボンのボタンがとまらなくなった
- 「おばさん」と言われることが増えた
- 旦那から女性として見られなくなった
- 肌のハリやツヤが無くなってきた
- 健康診断でメタボ腹だと言われた
- 食事制限をしても体重が落ちない
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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