2017.01.11 (水)
ジム初心者にありがちな「痩せたい症候群」とは
2017.05.24 (水)
ジムに通っているのにダイエットに成功できない人がいます。特にジム初心者に多くみられます。それは、太っていないのに自分のことを太っていると思っている人です。例えば身長160cm、体重50kgの人が、太っていることが悩みだと言っています。数字を見るかぎりまったく太ってはいませんよね。
そのような方はなぜ自分のことを太っていると思うのでしょうか。それは、太って見える体型になってしまっているからです。たとえば「胸の筋肉が弱くてバストが下がっている」「インナーマッスルが弱くてポッコリお腹になっている」「大殿筋がゆるんでお尻が垂れている」「肩の位置が前に出ていて二の腕が太く見えやすい」「むくんでゾウさん脚になっている」などが挙げられます。
このように、太っていないはずなのに自分のことを太っていると思っている方は、そのように見えてしまうだけなのです。痩せようとして体重だけを落としても、その原因を改善しない限り、太ったと感じたままです。
また、痩せた後のなりたい自分が明確になっていない人。痩せることだけが目的になっていると、どんなに痩せても「もっと、もっと・・・」となってしまいます。要は痩せたい症候群になっているのです。痩せたい症候群は痩せることが目的になっていて、どんなに体重が落ちても、どんなにスリムになっても、もっと・・・もっと・・・と言いながら、いつまでも自分のことを太っていると感じてしまいます。
男性でいえば、筋肉をつけたくてトレーニングをする人。筋肉がついてもまだ満足できずにもっと筋肉をつけたい、もっと、もっと・・・と言いながら筋肉をムキムキにしすぎて、気がついたら洋服が着られなくなってしまうという感じです。周りからみればマッチョでも、本人としてはまだ細いと感じているのです。トレーニングはハマる人は本当にハマります。それ自体は良いことですが、何のために行っているのかを忘れないようにしましょう。
以前テレビ番組で、整形するのに何百万も何千万もかけている女性がいました。はじめは彼氏好みの顔にするのが目的でした。しかし整形をすることに喜びを感じ、どんどんエスカレートしていき、最終的にはまったくの別人になるほど顔が変わっていました。しかしその人は「私はまだブサイクだからもっと整形したい」と言っていました。この方の目的は「彼氏好みの顔になる」→「整形をする」に変わっていたのです。
トレーニングにも辞め時があります。正確にいえば「辞める」というより「現状維持をするタイミング」です。目標を達成したら今度はその体を維持するメニューに変えていきます。いつも言っていることですが、痩せたあとにどうなりたいのかを明確にして「痩せたい症候群」にならないように気をつけましょう。
- 産後に増えた体重が戻らなくなった
- ズボンのボタンがとまらなくなった
- 「おばさん」と言われることが増えた
- 旦那から女性として見られなくなった
- 肌のハリやツヤが無くなってきた
- 健康診断でメタボ腹だと言われた
- 食事制限をしても体重が落ちない
- 体力低下、疲労、体の衰えを感じる
など、40代からの体の悩みがある方に向けた運動指導・健康セミナー・オンライン講座・遠隔レッスン・各種イベントをご提供しています。
ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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