2019.12.14 (土)
個人ジムで人の温かさを感じるとき。デジタルな時代だからこそアナログ対応
2017.06.16 (金)
個人ジムで人の温かさを感じるとき
先日、営業マンから1本の電話があった。「Web予約システム」についての営業の電話だった。紙の予約表ではなく、Web上で予約ができるので効率よくジムを運営できるというもの。事務作業がラクになり、空いた時間で他の仕事ができる。もう1枠増やしてお客さんを増やすこともできる。紙やインク代などの経費節減にもなる。確かにたくさんのメリットがある。
しかし、紙には紙の良さがある。顔を合わせながら会話をすることでコミュニケーションが取れる。「来週は飲み会があるんですよ」「飲みすぎには注意してくださいね」「今月末はグアムに旅行に行くので・・・」「楽しんできてくださいね」次回の予約を取るときにこんなやり取りがある。
また、どれくらいのペースでジムに通うべきか、何分コースがその人に合っているのか、ジムに来ない日はどのようなホームケアをするべきか、などの提案もできる。Web予約だとボタン1つで予約できてしまうので、便利ではあるがパーソナルトレーニングの良さは活かせない。
個人ジムには効率化だけではなく、「人」対「人」の関係性を作ることが重要。デジタルな時代だからこそアナログなやり方をする。レッスンで使うワークシートも手書きにしている。目標や課題などは自分の手で書くことが大切だからだ。人にやらされているのではなく、自分の意思で行なっているんだと再確認できる。
その一方で、このコラムのように情報発信をする時はインターネットを使ってダイエットノウハウをお届けする。サラリーマンが通勤中に読めたり、過去の記事も振り返りながら読めるというメリットがあるからだ。動画でエクササイズを見せられるし、音声にしてお伝えすることもできる。デジタルとアナログの良さを合わせたジムを作っていきたい。
また、個人ジムの良さはどちらかの一方通行では成り立たない。たとえばメールでダイエットの質問をいただいたとき。その質問に対してトレーナーが返信をする。その後、何のリアクションもない人もいる。いわゆる「既読スルー」というやつだ。顔も名前もわからない上に、既読スルーをされてしまう。これではコミュニケーションは取れないので、パーソナルトレーニングは成り立たない。
こんな出来事もあった。体験レッスンの予約の時。うちのジムにはないメニューを要望された。できる範囲の中で対応しようと準備をして待っていたら、当日になってドタキャン。10分経っても、20分経っても来ない。こちらから電話をしてみると一言もしゃべらずに切られる。このようなケースは稀だが、この人とは一緒にトレーニングをしても良い関係は築けないだろう。
お互いに顔もわからない、会ったこともない人なので責任感も薄れる。やはり顔をあわせて会話をすることで生まれるものがある。大型フィットネスクラブにはない良さが、個人ジムにはある。「個人ジムもなかなか良いじゃん」そう思ってもらえるようなジムを作っていきたい。
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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