2020.08.28 (金)
「レッドブル」「モンスター」は危険?!エナジードリンクの飲みすぎによる死亡事故も・・・
2017.06.05 (月)
「レッドブル」「モンスター」などのエナジードリンクは危険?!
レッドブルやモンスターなどで有名なエナジードリンク。飲むと元気が出るので日頃から飲んでいる人も多いのではないでしょうか。疲れた時に1本飲む程度なら問題ありませんが、1日に2本以上飲んだり、エナジードリンクを飲まないとストレスになってしまう人は要注意です。すでに依存症の可能性があります。
そもそもレッドブルやモンスターなどの「エナジードリンク」とは何なのでしょうか。栄養ドリンクとの違いを簡単に説明すると、栄養ドリンクは薬事法に関わる医薬品(もしくは医薬部外品)です。一方で、エナジードリンクは清涼飲料水となります。
エナジードリンクを飲みすぎると、命に関わる危険性もあります。2011年にアメリカで10代の少女がエナジードリンクを飲んで命を落としました。その時に少女が摂取したカフェイン量は、エナジードリンク700mlを2本だったそうです。日本でも20代男性がカフェインの過剰摂取による死亡事故がありました。元気になるためのドリンクが、飲みすぎによって命の危険性があることを覚えておきましょう。
さらにエナジードリンクはとても甘く、砂糖や甘味料が使われています。味覚も鈍くなり、味が濃いものや甘いものを好むようになります。調味料をたくさんかけたり、ジャンクフードやラーメンなどのこってりした料理でないと満足できなくなります。
一番怖いのは、自分の中の当たり前の感覚が崩れるということ。たとえば、体は疲れているのに脳が疲れを感じていない。甘いものを食べているのに、甘さを感じていない。たくさん食べすぎている(飲みすぎている)のに、満足感を感じていない。これらを本人が気づいていない状態です。
たとえば水を飲んだ時に、水の味をちゃんと感じられなくなります。ヨーグリーナ(南アルプスの天然水)や、いろはす(りんごやみかんなど味付きのもの)は「水」ではありません。これらは清涼飲料水、ジュースです。
こちらの写真は飲みものの中に入っている砂糖の量を比較したものです。一番右にあるいろはすには、コーラやファンタと同じように砂糖が含まれています。これは完全にジュースですよね。それを飲んで、水を飲んでいるつもりになっている人が多いのです。
レッドブルやモンスターなどを飲む時は、多くても1日1本までにしましょう。1日2本以上飲んでいる人は、少しずつでも飲む量を減らすように心掛けてください。カフェインなどはメリットもありますが、過剰摂取はNGです。ダイエットやボディーメイク以前に、健康になるための体作りから始めましょう。
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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