2019.02.28 (木)
汗をかくほど痩せるのか?汗とダイエットの関係性
2021.08.25 (水)
体重を減らしたい・痩せたい
そのようなご質問にお答えします。
✅汗をかくと痩せるのか?
✅汗腺には2種類ある
✅ダイエット効果を高めるコツ
運動すると汗をかきますが、汗の量には個人差があります。
たくさん汗をかくほど痩せるイメージがありますが、汗の量とダイエット効果には関係があるのでしょうか?
がんばって運動しても汗が出ないと「効果がないのかな?」と心配になりますよね。
そこで本記事では、運動しても汗が出ない方に向けて、汗とダイエットの関係性について紹介します。
運動しても汗をかきにくい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事は『ダイエットは目標設定が9割』など7冊の健康本の著者でもある現役パーソナルトレーナーが執筆しています。
汗をかくと痩せるのか?
結論からいえば、汗をかいただけでは痩せません。
汗をかく目的は「体温の調節」だからです。
夏場は暑くて汗をかきますが、運動しているわけではないのでダイエット効果は期待できません。
サウナや入浴も同じで、デトックス効果は期待できますが、脂肪燃焼にはなりません。
たしかに汗をかいた後は体重が減ります。
しかしそれは水分ロス(体内の水分が減ったことによる一時的な体重減少)です。
水を飲めば元の体重に戻るので、脂肪が燃えているわけではありません。
痩せるためには「水分ロス」ではなく、「脂肪ロス」が必要となります。
汗の量には個人差がある
汗をかく量には個人差があります。
個人差がある理由としては、汗腺の量が関係しています。
汗腺には2種類ある
汗腺とは、汗を分泌する腺のことです。
汗腺には「エクリン線」と「アポクリン線」の2種類あり、これらの量は個人差があります。
エクリン線は全身に200~500万個あるといわれ、汗を出す「能動汗腺」と汗を出さない「不能汗腺」に分けられます。
汗を出す能動汗腺が多い人ほど、汗をかく量が増えます。
同じ運動をしていても汗をかく量に個人差があるのは、汗腺の量が一人ひとり違うからです。
そして先に述べたとおり、汗をかく量とダイエット効果は関係ありません。
汗腺が多い人ほど汗の量が増えますが、他の人よりも脂肪が燃えているわけではないのです。
汗の量にかかわらず、同じ運動内容であれば脂肪は同じように燃焼します。
汗の量が減るケース
一般的に汗の量は、加齢とともに減少していく傾向があります。
実際に私のクライアントにも、50~60代になってから汗をかかなくなった方もいます。
ですが、しっかりと運動をすることでダイエットに成功しています。
また、生活習慣によっても汗腺が少なくなることがあります。
エアコンの効いた部屋で過ごす時間が長いと、汗腺の機能が低下します。
汗腺の機能が低下すると、体外へ熱を出せずに体温調節ができません。
熱中症対策としてエアコンを使うことは大切ですが、汗をかいて汗腺機能を良くすることも大切です。
ダイエット効果を高めるには
ダイエット効果を高めるには、カロリー消費が大切です。
カロリー消費は「運動強度」×「運動時間」で計算できます。
ダイエット効果の高い運動としては有酸素運動がおすすめです。
有酸素運動とは、ジョギングやエアロビクスなどの低~中強度で長時間行う運動です。
有酸素運動は15~20分以上行うことで脂肪燃焼の効果が高まります。
水分補給をしながら有酸素運動を行い、汗腺機能を高めつつダイエットをしていきましょう。
まとめ
汗の量とダイエット効果は別だと考えましょう。
汗の量が少なくても、しっかりと運動ができていればダイエット効果は得られます。
ただし、汗をかくことは体温の調節に必要です。
健康的な体を手に入れたい方は、汗腺機能を高めるための生活習慣や運動を心がけてみてください。
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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