2019.12.17 (火)
エアロバイクと自転車はどっちが痩せる?【トレーナーが解説】
2023.09.11 (月)
体重を減らしたい・痩せたい
有酸素マシンの「エアロバイク」と、クロスバイクやロードバイクなどの屋外を走る「自転車」
同じようなバイク運動ですが、どちらが痩せるのでしょうか?
今回はジムのレッスンでエアロバイクを使い、趣味でもクロスバイクを漕いでいるトレーナーが、それぞれのメリット・デメリットを比較します。
比較1.ペダルを漕ぐ動作
自転車は「最初の一漕ぎ」こそ漕ぐのに力が必要ですが、勢いに乗ってしまえば、その後はペダルを漕がなくてもスーッと前に進みます。
一方でエアロバイクは、足を止めると動きも止まってしまうため、漕ぎ続けなければなりません。
そのため、勢いに乗ってしまえば漕がなくても前に進む自転車と違い、ずっとペダルを漕ぎ続けるエアロバイクの方がカロリー消費が大きいです。
比較2.負荷(運動強度)
自転車は下り坂のときは足を動かさなくても進みますが、登り坂のときはペダルを漕がないと登っていけません。
また、追い風のときはあまり力を入れなくてもスーッと進んでいきますが、向かい風のときは一生懸命漕がないと前に進めません。
一方でエアロバイクは坂道や 風の影響は受けませんが、自分で好きなように負荷を調整することができます。
なので、負荷(運動強度)に関しては状況によって異なるため、どちらがカロリーをたくさん消費するかは断言できません。
比較3.全身の消費カロリー
自転車は自分でハンドルを操作する必要があるため、上半身の筋肉も使います。
また、転倒のリスクもあるため、体幹を使ってバランスを取るようになります。
一方でエアロバイクは、ハンドル操作をしないので上半身は使いませんし、転倒のリスクもないので体幹でバランスを取る必要もありません。
そのため、自転車の方が全身の消費カロリーが大きいと言えます。
比較4.運動する環境
自転車は屋外を走るので天気の影響を受けます。
1時間漕ごうと思っていても途中で雨が降ってきてしまうなど、自分の思い通りに運動できないこともあります。
一方でエアロバイクは天候に左右されないため、自分が決めた時間を最後まで行えます。
消費カロリーは「運動強度×時間」で計算されるので、どんなにいい運動でも短時間では消費カロリーは少ないです。
そのため、運動時間を確実に確保できるエアロバイクの方が消費カロリーは増やしやすいと言えます。
ただし、エアロバイクは飽きやすいので「途中で飽きて10分で止めてしまった」となりがちです。
その点、自転車は景色が変わったり、風を切って気持ちよかったり、片道を30分走ったらそのまま30分かけて帰ってくるなど、楽しく長時間運動できます。
なので運動があまり好きではない人や、モチベーション維持が苦手な人にとっては、自転車で屋外を走った方が楽しく続けられるかもしれません。
まとめ
今回は4つの視点で自転車とエアロバイクを比較しましたが 、どちらにもメリット・デメリットがあります。
私が実際にジムのお客様から「どちらがいいですか?」と聞かれたときは「好きな方を選んで大丈夫ですよ」 と答えています。
そのときの気分で決めてもいいですし、エアロバイクを持っている人はエアロバイク、自転車を持っている人は自転車を漕いでみてください。
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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