2021.02.09 (火)
健康のために必要な「適度な運動」とはどれくらいなのか
2018.01.24 (水)
「健康のために適度な運動をしましょう」という言葉をよく聞きます。ではこの適度な運動というのは、具体的にどれくらいの頻度なのでしょうか。それがアメリカの研究によって具体的な数字が出されました。約66万人のデータをもとに行ったようです。
その研究によると適度な運動の頻度とは1週間に150分だそうです。さらに3つのグループに分けた研究もありました。「全く運動しない」、「1週間に150分」、「1週間に450分」という3グループです。
1週間に150分のグループは、全く運動しないグループと比べて死亡のリスクが31パーセントも低く、1週間に450分のグループは全く運動しないグループと比べて死亡のリスクが39パーセントも低いという結果になりました。
やはり全く運動しないよりは、運動をしていた方が死亡のリスクは低いです。健康のために運動が必要だということは誰もが納得の結果なのではないでしょうか。
しかし意外なのは「150分」と「450分」であまり差がないこと。3倍も運動をしているのに大差がないようです。運動が好きで自主的に行なっている人はそのままで良いですが、運動が苦手な人は無理に頻度を増やす必要はなく、1週間で150分ほど運動すれば良いということです。
150分の運動時間を作る工夫
実際に1週間で150分も運動するのはハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。私はこの150分を小分けにして行なうことをオススメします。
まずは「150分」を30分×週5回に分けましょう。サラリーマンやOLさんであれば出勤日に30分の運動をすることなります。
さらにこの30分を15分×2回に分けます。朝15分、夜15分です。通勤時間、コンビニ、スーパー、銀行など、車で2~3分、もしくは自転車で5分程度で行ける場所を歩きに変えます。すると15分のウォーキングになり、行きと帰りで30分になります。
時間は自分で作るものです。運動ができる人・できない人の違いは、時間を作る工夫をしているかどうかにあります。
15分の歩きが退屈なときは、好きな音楽を聴きながら歩きましょう。3曲聴けば15分です。健康になるための運動は、ハードなトレーニングよりも、日常生活にどのように取り入れるかが重要になります。
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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。
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プロフィール:武内教宜
1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。
著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。
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