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天気が悪いと体調不良になるのはなぜ?低気圧と身体の関係性

2022.05.22 (日)

体の調子を整えたい

頭痛に悩む女性

天気が悪い日は体調を崩しやすいです。これは何かの病気なのでしょうか?

そのようなお悩みにお答えします。

この記事の内容
✅体調不良の正体は「気象病」
✅低気圧だと体調不良になる理由
✅気象病のセルフケア方法

「低気圧の日は関節が痛くなる」「曇っている日は気分が落ち込む」「梅雨の時期になると頭痛がする」など、天気が悪い日に体調不良を訴える人も少なくありません。

しかし、はっきりとした原因がないので他人に示せなかったり、病院に行っても異常なしと言われてしまい、どのように対処すればいいか分からない人も多いです。

そこで本記事では、天気と体調不良の関係性についてお話します。

気圧の変化に弱い人や、季節の変わり目に体調不良になりやすい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

武内教宜
武内教宜
この記事は「アラフォーオーバーダイエット」の著者であり、40~50代の健康指導を専門に行っているパーソナルトレーナーが執筆しています!

体調不良の正体は「気象病」

 

天気の変化に伴う体の不調を「気象病」といいます。

気象病とは医学的な病名ではなく、天気の影響を受けて体に起こる不調の総称です。

気象病には、以下のような症状があります。

 

片頭痛 こめかみ周辺がズキズキしたり、ドクドクと脈を打つように痛むのが特徴。症状が出る数日前から「眠い」「気分が悪い」「生あくびが出る」などの予兆がある。
緊張型頭痛 首・頭部・肩・背中などの筋肉の緊張で起きるのが特徴。交感神経の働きが強くなり、首や肩の血管が収縮して血流が低下して引き起こる。
首のこり 首・頭部・肩・背中などの筋肉の緊張で起きるのが特徴。交感神経の働きが強くなり、首や肩の血管が収縮して血流が低下して引き起こる。
肩こり デスクワークの時間が長く、前傾姿勢でいることが多い人が発症しやすい。
めまい ストレートネックで首が不安定な状態になるとめまいが起きやすい。気圧の変化に内耳が反応することでも症状が現れる。
気管支喘息 ハウスダストや花粉などによるアレルギー反応が起こると症状が現れる。気温と気圧が大きく下がる秋などに悪化しやすい。
関節リウマチ 雨の日に症状が悪化すると言われており、気圧や湿度の変化が痛みを悪化させる。関節痛(膝痛や腰痛など)も気圧の変化で悪化すると言われている。
うつ・不安症 うつは脳内の神経伝達物質に異常が生じることで起こると言われている。うつ病や不安症を抱えている人は、気圧の微妙な変化にも影響を受けやすい。
耳鳴り 精神的・身体的なストレスによる自律神経の乱れによって起きやすく、気圧の変化が自律神経に影響を与えて耳鳴りを引き起こしている可能性がある。

 

このような体調不良と関わる要素は、「気圧」「気温」「湿度」の3つです。

「気圧タイプ」は、天気の崩れに弱い人に多く見られます。

めまい・倦怠感・眠気などが現れ、その後に頭痛などの痛みに襲われます。

天気が回復に向かうときに体調を崩す人もいます。

「気温タイプ」は、寒暖差に弱い人に多く見られます。

暖かくなると症状が悪化するのが片頭痛、寒くなると悪化するのが肩こりや緊張型頭痛です。

気分の浮き沈みが影響することもあります。

「湿度タイプ」は、梅雨になると体調が悪くなる人に多いです。

湿度が高いときに症状が出やすくなります。

湿度の影響を最も受けやすいのは関節リウマチです。

 

なぜ低気圧だと体調を崩すのか?

 

気象病の原因の中で約8割を占めるのが「気圧」です。

気圧とは、簡単にいえば空気の重さのことです。

「低気圧」は空気が軽いので、体への圧力が弱くなります。

逆に「高気圧」は空気が重いので、体への圧力が強くなります。

 

「低気圧=空気が軽い」なら、体への負担も少ないのでは?

 

実は人の体は、外側から受けている気圧と同じ力で体の内側から押し返しています。

 

気圧と身体の圧力

 

そのため、気圧が低いときは体の内側から押し返す力も弱いので「体が弱い状態」といえます。

そして、体が弱くなると自律神経が乱れ、頭痛・めまい・倦怠感・気分の落ち込みなど様々な体の不調へと繋がります。

そのため、低気圧になると体調不良になる人が増えるのです。

 

気圧は1日2回変化する


ウェザーニュースより画像を引用

 

気圧は1日の中でもアップダウンを繰り返しています。

これを「大気潮汐(たいきちょうせき)」といいます。

9時頃と21時頃に高くなり、3時頃と15時頃に低くなります。

そのため、午前中は動けないほど体調が悪かったけど、夕方になると何事もなかったかのように体調が戻ることもあります。

実際に体調不良を理由に仕事を休んだ人が、夕方には元気な姿で外出しているところを同僚に目撃されて、仮病やサボりだと誤解されてしまうケースもあります。

気象病は目に見えない症状であることに加え、1日の中でも変動があるため、周囲の理解を得るのが難しいのです。

 

40~50代は特に体調を崩しやすい

頭を抱える女性

 

女性の場合、PMS(月経前症候群)や更年期の症状が増幅されることもあります。

排卵後に分泌される女性ホルモンの急激な変動や、50歳前後になると卵巣機能の低下により、ホルモン分泌量の低下も関係していることが考えられます。

天気の変化による自律神経の乱れと、ホルモンバランスの変化によって、40~50代の女性は気象病による体調不良が起きやすいのです。

40~50代女性がダイエットやトレーニングをする際は、無理はせず、その日の体調と向き合いながら行いましょう。

また、男性にも更年期障害があります。

閉経から5年ほどで落ち着く女性の更年期障害と違い、男性の更年期障害には終わりがありません。

40~50代の男性が体作りをするときも、睡眠・食事・運動などの時間や量に気を配り、規則正しい生活を送ることが大切です。

 

セルフケアのポイントは「耳」

内耳の図

 

気圧を感じるセンサーは、耳の奥にある「内耳(ないじ)」にあります。

天気が悪いと体調不良になるメカニズムは、気圧の変化を内耳センサーが感じ、自律神経が乱れて、さまざまな症状が現れるという流れです。

そのため、耳をケアすることが気象病の予防や対策となります。

 

セルフケア①「耳のマッサージ」

1.耳を上・下・横に引っ張る(各5秒)

2.耳の横をつまみ、軽く引っ張りながら前に向かってゆっくり回す(5回)

3.耳の横をつまみ、軽く引っ張りながら後ろに向かってゆっくり回す(5回)

 

セルフケア②「耳温熱」

少し湿らせたハンドタオルを電子レンジで1分間加熱して、耳と耳の周りを温める

 

武内教宜
武内教宜
簡単にできるセルフケアなので、ぜひ行ってみてください!

 

まとめ

 

天気が悪い日の体調不良は「気象病」の可能性があります。

気象病は病気ではないとはいえ、体に不調が現れていることは事実です。

そのようなときは耳のセルフケアで対処しましょう。

もちろん日頃から睡眠・食事・運動などで生活習慣を整えることも大切です。

また、セルフケアはあくまでも予防や対処法に過ぎません。

体調不良が長く続いている場合は病院で診察を受け、医師のアドバイスに従いながら体調を整えましょう。

 

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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。

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プロフィール:武内教宜

1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。

著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。

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