若葉駅徒歩3分のパーソナルジム「セカンドフィットネススタジオ」

脂肪燃焼のメカニズム|体脂肪はどうすれば落ちるのか?

2021.09.26 (日)

体重を減らしたい・痩せたい

脂肪燃焼のメカニズムがよくわかりません。体脂肪はどうすれば落ちるのでしょうか?

そのようなご質問にお答えします。

この記事の内容
✅そもそも中性脂肪って何?
✅なぜ体脂肪がつくのか?
✅どうすれば体脂肪が落ちるのか?

脂肪燃焼のメカニズムを調べると、専門用語が多くて難しく感じます。

ダイエットの知識を身につけたいと思っても、難しい話は避けたくなりますよね。

しかし、脂肪燃焼のメカニズムを知っておくことは、ダイエットを成功させる上で欠かせません。

そこで今回は「ダイエットは目標設定が9割」の著者でもあるパーソナルトレーナーが、脂肪が燃える流れについてわかりやすく解説します。

本記事を読んでいただくと、効率よく脂肪を燃やす方法がわかりますので、ダイエットに成功させたい方はぜひ最後までお読みください。

武内教宜
武内教宜
★この記事の信頼性★
この記事はトレーナー歴15年、延べ15000件のダイエット指導をしてきたパーソナルトレーナーが執筆しています!

そもそも中性脂肪って何?

 

そもそも「中性脂肪」とは一体何なのでしょうか?

中性脂肪とは、私たちの体についている体脂肪のことです。

ダイエットをしている人が落としたいと思っている脂肪が、この中性脂肪です。

「脂肪酸」「グリセロール」の2つがくっついたものを中性脂肪といいます。

脂肪酸は酸性、グリセロールはアルカリ性なので、酸性とアルカリ性がくっついて「中性」の脂肪となります。

 

武内教宜
武内教宜
ちなみにグリセロールは、以前は「グリセリン」と呼ばれていました。トレーナーによってはグリセリンと教える人もいますが、意味は同じです!

 

なぜ体脂肪がつくのか?

 

私たちは毎日ご飯を食べます。

口に入れた食べたものは体内で「ブドウ糖」に分解されて、エネルギーとして消費されます。

エネルギーとして消費されなかったブドウ糖は、筋肉や肝臓に「グリコーゲン」として蓄えられます。

ここまでは私たちの体にとって、特に悪い影響はありません。

しかし、重要なのはここからです。

グリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄えられる量には限度があります。

グリコーゲンとして蓄えられず、余ってしまった分が「中性脂肪」として体につきます。

つまり、適切な量の食事を摂っていれば太りませんが、必要以上に食べすぎてしまうと「中性脂肪」として体に蓄えられてしまうのです。

 

武内教宜
武内教宜
そして厄介なのは、貯蔵量の違いです。「グリコーゲン」は筋肉や肝臓にあまり貯蔵できません。一方で、「中性脂肪」はいくらでも溜められてしまいます。そのため、エネルギー消費の少ない人がたくさん食べれば食べるほど、際限なく体脂肪が増えていきます。

 

脂肪燃焼のメカニズム

 

脂肪燃焼のメカニズムには2つのポイントがあります。

このポイントを理解しておくだけで、ダイエットがスムーズに進みます。

 

ポイント①分解してから燃焼する

 

筋トレをして成長ホルモンやアドレナリンが出ると「ホルモン感受性リパーゼ」が活性化します。

ホルモン感受性リパーゼが働くと、中性脂肪が「遊離脂肪酸」と「グリセロール」の2つに分解されます。

このときに分解された遊離脂肪酸が血中に溶けます。

血液に戻された遊離脂肪酸が、筋肉や心臓などの細胞内のミトコンドリアに運ばれます。

そして運動時のエネルギーとして消費されます。

 

ポイント②20分の運動が必要な理由

 

運動をしても、すぐに脂肪が燃えるわけではありません。

まず最初にグリコーゲンがエネルギーとして使われます。

そして20分あたりから脂肪がたくさん使われるようになります。

なので、グリコーゲンを先に使いきらなければなりません。

そのため、ちょっと体を動かした程度ではグリコーゲンしか使われずに終わります。

よく「有酸素運動は15~20分以上行ないましょう」「先に筋トレをしてから有酸素運動をしましょう」と言われますよね。

それは先にグリコーゲンを使いきり、脂肪が消費されやすい状態を作るためです。

なので「先に筋トレをして、その後に有酸素運動をしましょう」という流れがダイエットの正攻法です。

 

燃えた脂肪はどこへ消えた?

 

脂肪燃焼という言葉が使われますが、本当に燃えて消えたわけではありません。

脂肪は「二酸化炭素」「水分」として体の外に出ていきます。

85%が二酸化炭素、15%が水分(汗・尿・便など)です。

 

汗をかいただけでは脂肪は燃えない?

サウナや岩盤浴などで汗をかいても、脂肪は燃焼しません。

いくら「汗に混ざって体外に出ていく」と言っても、脂肪の分解と燃焼の工程がなければ、それはただの水分ロスです。

「脂肪は汗に混ざって体外で出る」というのは、あくまでも運動をしている前提での話です。

なぜなら、運動をしなければ遊離脂肪酸は再び脂肪に戻ってしまうからです。

もちろん汗をかけば、少量の脂肪は体の外に排出されるでしょう。

しかしその量はわずかなので、私はしっかりと運動することをおすすめします。

 

汗の量と脂肪燃焼は関係ない?

運動をしても汗が出にくい人もいます。

たくさん運動しても汗が出ないと「効果がないのかな?」と心配になりますよね。

しかし、汗をかきにくい人でもしっかり運動していれば痩せます。

先に述べたように、脂肪は汗だけでなく、二酸化炭素としても体の外に出ていくからです。

もちろんたくさん運動して、たくさん汗をかくのが理想ですが、汗をかきにくい人でも運動がしっかりできていれば脂肪は燃焼されます。

 

 

まとめ

 

脂肪燃焼のポイントは2つです。

1つめは、「分解」→「燃焼」の流れで行なわれることです。

筋トレをすると中性脂肪が「遊離脂肪酸」と「グリセロール」に分解されます。

この状態が脂肪を燃焼するための準備段階といえます。

そして2つめは、エネルギーとして使われる順番です。

「グリコーゲン」が先に使われてから、その後に「脂肪」が使われます。

そのため、筋トレを先に行なうか、20分以上の有酸素運動が必要になります。

ぜひこのメカニズムを知っておき、あなたのダイエットにお役立てください。

 

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ジムインストラクターであり、『ダイエットは目標設定が9割』などダイエット・健康本の著者でもある武内教宜による実践的なノウハウとサポートです。

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プロフィール:武内教宜

1985年生まれ。埼玉県出身。ジムインストラクター。運動指導歴15年の経験から、40代のオトナ女子・男性がもう一度輝く「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。専門分野は加圧トレーニングを用いたダイエット指導。

著書「ダイエットは目標設定が9割」をはじめ、ダイエット・健康本を多数出版。Amazonカテゴリー1位を獲得。Webライターとしても活動し、東洋経済オンラインやYahoo!ニュースなど大手Webメディアで記事を執筆。スポーツ専門学校の非常勤講師として学生向けの加圧トレーニング授業も担当。

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